卒業式と壁画

 

昨日は娘の高校の卒業式に行ってきました。

 

新型コロナウイルスの影響もあって、参加する人のほとんどがマスクを着用していたり、入室時に手指のアルコール消毒を徹底するなどの処置がとられていました。

式典の進行が一部簡略化されるなど、卒業式自体にも注意が払われていたと思います。

 

そんななかで、首里高校染色デザイン科が制作した舞台上に飾られた壁画が、一際輝きを放っていました。

幕が開くと、観客から大きな歓声と拍手が巻き起こりました。

中央に首里城が見事にそびえ立っている壁画です。向かって左側に鯉が勇壮に昇り、右側には龍が飛翔しています。

首里城に地理的にも歴史的にも一番近い学校の生徒さんたちの深い想いに触れた気がして、それだけで胸がいっぱいになりました。

首里城は必ず復旧できる。

そう確信した瞬間でもありました。

 

この壁画の前で卒業証書を授与された生徒さんたちは幸せだと思いました。