映画「ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK」

 

かつての大物アーティストの伝記的映画が流行していますが、この映画はドキュメンタリーです。

アップル・コア公式で、2016年公開。(意外に最近の作品です)

 

ビートルズの曲をまとめて聴く機会があり、ビートルズのことをもっと知りたくなったところで、この映画にぶつかりました。

私たち世代にとっては、もちろんビートルズはすでに伝説となってしまった存在です。

直撃世代の先輩たちから彼らの偉業を伝え聞くしかなかったのですが、このドキュメンタリー映画を観ると、そのすごさを改めて実感しました。

映画の中で、音楽関係者がビートルズの偉大さを例えていうならばと答えていた場面がありました。

 

「曲をたくさん作るのそうは難しくない。数は問題ではない。

でもビートルズは偉大な曲ばかり。

シューベルトは800曲のうち、美しいのは100曲ほどしかない。残りは“いい曲”に過ぎない。

比べるべきなのはモーツァルトだろう。モーツァルトの作品は膨大な数にのぼるが、それらは皆美しいものばかりだ。

長い時を経て、モーツァルトに匹敵する才能が世の中に現れた。それがビートルズだ。

ビートルズは創造性の見事さで負けてはいない。」

 

このドキュメンタリー映画は、1962年の公演から1966年のバンド最後のライブとなったサンフランシスコでの公演までを描いています。

彼らと彼らを取り巻く世界との関わりの変遷が、非常に興味深く描かれています。

彼らの存在自体が奇跡なのかも知れませんね。