「鬱ごはん 第3巻」

 

人に勧められてなのか、何がきっかけで知ることになったのか今となっては思い出せませんが、いつの間にか読むようになっていて、大好きなマンガのひとつになっていました。

 

 鬱ごはん 3 施川ユウキ著

 

「腹は減るから何かしら食べる。そしてたまには旅にもでる。とくに贅沢でも、悲惨でもない、いつも通りの一人メシ。鬱野たけし、20代から30代へ。精彩に欠けつつも、変わらぬ毎日…。」

1巻には主人公にしか見えない黒猫の妖精が出てきていたのですが、いつの間にか出なくなり、そうかと言って主人公の境地が変わったわけでもなく、淡々と日常が過ぎていきます。

ただし、3巻では、もともと人見知りで内省的な男なのが、内省を貫き通したためか言っていることがやや哲学的になってきました。

これを毒が抜けたと嘆くのか、よしとするかは読者次第なのですが、ひとりの男の変化として、私はありかなと思います。

例えば、こんな言葉。

YouTuberみたいにミカンの食レポをしていながら、途中で黙りこみ、もぐもぐもぐもぐと食べ切ったあと

「食事中 黙らせるために 神は喋る器官で食物を摂取するように 人の体を造った」

「食レポも会食も きっと神の意志に 反する」

この一見ムダな行動が淡々と続く男です。

でも、これって自分にそっくりなんだよなぁと心のどこかで思ってしまうのです。

 

 

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