毎年、「成人の日の週は、特にインフルエンザに注意!」と言っています。
年末年始の人混みのあとで、さらに成人式で人の移動が全国的にシャッフルされるからだと思うのですが、毎年、流行の兆しが見られることが多いです。
1月8日には沖縄県全体で「インフルエンザ注意報」が発令されましたが、那覇市保健所管内に限っては警報基準値の30人以上を優に超える48.64人だったため、「警報」が発令されました。
グラフを見ても、推移を示すカーブ(赤線)が急上昇しています。
クリニックでも発熱を主訴に受診される方が多くなってきていて、インフルエンザ抗原迅速検査で陽性になる割合も実際に増えていますから、流行期に入ったのだという実感があります。
さらに不安なのは、A型だけでなく、B型も流行していることです。
人混みの中で過ごした後に、発熱などの症状がみられたら、早めにかかりつけ医に相談してください。
流行が広まらないように、手洗いや咳エチケットのご協力をお願いします。