名残り

 

普段何気につかっている言葉でも、改めて考えると「あれ?」と思うことがあります。

たとえば「助手席」

自動車の運転席の隣の席は、誰が座っても「助手席」ですね。

あまりにも普通につかっている言葉なので不思議にも思わなかったのですが、改めて考えると何のための助手なんだろうと考えてしまいます。

もちろん、運転手を助ける助手なんでしょうが、何を助けていたんでしょうか?

ナビゲーション?

エンジンをかけるときの押しがけ要員?

自動車の歴史をひもとくと、「助手」の由来にまつわるエピソードがたくさん出てきそうですね。

びっくりしたのは、助手席の英語表現です。

一般には、Passenger seat と言うそうですが、トラックやSUVなどではinformalな表現で「Shotgun(ショットガン、散弾銃)」という表現をすることもあるのだそうです。

この言葉の由来は、西部劇を思い返せば、なんとなく想像がつきます。

思い描くのは、馬車の運転席の隣に、散弾銃を持った用心棒が敵の襲来に備えて乗っているシーンです。

モノには歴史がありますし、その名称にも由来があります。

今の世の中では事情が違っていたとしても、名前だけが残っているというのはボチボチ見かけます。

「お年玉」なども、そうですね。

 

 

 

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