女子柔道の谷亮子さんがかつて語った言葉だそうです。
「銀メダルは負けてもらうメダルだから、学ぶことが大きい。」
谷選手は、バルセロナとアトランタ五輪で銀メダルでした。(当時は田村亮子選手)
先の言葉は、アトランタ五輪で決勝で敗れた時に出た言葉だそうです。
その時は、無名の16歳の北朝鮮の選手に敗れ「私も人間だなと思いました」という言葉も印象的でした。
確かに、銅メダルは三位決定戦で勝って獲得するメダルですから、銀メダルだけは違います。
それを当事者から聞かされるまでは、意識していませんでした。
その後、彼女はシドニーとアテネ五輪で金メダルを獲得します。
挫折をバネに大きく成長を遂げた、本当にすごい選手だったと思います。
「なんで負けたのか、その悔しい思いが『欠けている』部分にあるんですね。」
失敗を次へと進むエネルギーに変える力は、並大抵の努力で身につくものではありません。
自分を信じる強い心が必要とされます。
一流のアスリートの本心を語った言葉は、いつも感動させられます。