相談を受けること

 

開業して7年が経過しました。7年ともなると、地域の方々に認知されてきたらしいというのがわかります。

最近では、「血圧が高くなってきたので、薬を飲んだ方が良いか先生に相談したい」とか「健診でコレステロールの値がひっかかったので、先生に相談したい」という患者さんが多く受診するようになってきました。

「相談したい」と言って受診される方が増えるのは、個人的にも嬉しいことです。

なかには周りの友人や親戚の方達に(通称「ミニ・ドクター」)に「あんた、大変さ~」と脅されて受診される方もいて、「大丈夫でしょうか?」と不安そうな顔で聞いてきます。

「相談を受けること」は、地域のかかりつけ医の働きのうちの大切なひとつだと思っています。あるいは本分と言ってもいいかも知れません。

予約の患者さんがいっぱいで十分な時間がとれずに申し訳ない時もありますが、不安なことが少しでも解消できればと、お話を伺っています。

ですから、私(内科医)が診察するよりも、他の専門の医師に診てもらった方が良い時は「この症状は○○科に受診した方が良いですよ」というように道先案内人の働きをすることもあります。

説明がつかないような症状を有する患者さんの場合、患者さんと一緒に悩むことも多いので、頼りなく映るかも知れません。

それでも、知ったかぶりの医者にはなりたくないと思っています。

First, Do No harm(何よりも患者さんに害を与えてはならない)

研修医の頃に教わった言葉です。

 

 

 

 

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