先日、家電量販店に行く機会があって、最近話題の骨伝導イヤホンを試すことができました。
目的はそれではなく、旅行中に必要なスマの予備バッテリーがお目当てだったのですが、たまたま陳列棚が隣り合わせだったので、目が合った感じでした。
「朝のラジオでやってたやつかな」
耳穴にイヤーピースを押し込むタイプのイヤホンではなくて、耳介にクリップしたり、耳のそばの頬骨弓あたりの頭蓋骨にあてて骨への振動で音を伝えるものです。
鼓膜を介さない音の伝え方をするので、伝音性難聴の方にも効果的なのだそうです。
私は耳の構造が(特に耳穴が)外側に大きく開いていて、昔からイヤホンをしながら歩いたり走ったりするとポトポト落としてしまうのが難点でした。
AppleのAirPodsのような製品は、絶対どこかに落としてしまう自信があります。
通常のイヤホンでも、落とさないように耳穴深くまで押し込むので、耳が痛くなります。
しかも、押し込むと耳栓のように環境音を遮断してしまうので、外では危なくてランニングでも使わなくなってしまいました。
私のように解剖学的にイヤホンを諦めている方は、意外にいるんじゃないかとニラんでいます。
その点、骨伝導イヤホンは耳穴を開放したままなので、環境音も聞こえるというメリットがあります。
「いいなあ、これ」
サンプル展示物のシールが貼られた商品を試してみて、大いに感動していました。
一緒に同行していた娘に「音、漏れてない?」と確かめましたが、大きなサイズのタイプは音漏れしていましたが、スポーツタイプの方は意外に静かでした。
ランニングや自転車などには、こういうイヤホンが最適かも知れません。
「ありそうでなかった役に立つモノ」という範疇を超えて、十分に「人を救うモノ」だと思います。