実家で夕食時に、右腕にチクっという痛みが走りました。
瞬間的に「テッ!」と手で払いのけました。条件反射で自己防衛する動きです。
何に刺されたのかと見てみると、そこに小さなアリが皮膚に噛みついたまま、まだしがみついていました。
私はアリをみても目の敵にする人間ではありません。
もちろん、日頃アリをいじめません。アリにとって何者でもないスタンスで生活しています。
噛みついてこなければ、全く彼の存在も知らずに過ごしていたはずです。
「何で噛むんだろう?噛まなければ、共存していたのに」
私を大きな肉のかたまり(つまり食料)と思ったから?
小さく噛み砕いてアリの巣にでも届けようと思ったのでしょうか。
それとも、彼らアリ達にとって攻撃指令のようなものが、私の皮膚から分泌されていたのでしょうか?
「キケン、セマル。コウゲキセヨ」
アリにとって敵になり得るすべての生き物は自分よりも大きいものばかりでしょうから、対象の大きさは攻撃を躊躇するものではないのかも知れません。
むしろ、サイズが違えば違うほど、戦う際の利になっている可能性もあります。
「なぜアリは噛むのか?」
ちらっとGoogle先生に聞いてみても、すっきりとした答えは返ってきませんでした。
きっとどこかで誰かが研究しているテーマだとは思うのですが。
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