「どなたかわかりません」

 

私はiPhoneを使っています。

2世代ぐらい前の古いバージョンを使っていて、それでも不自由していないのは、きっと十分に機能を使いこなせていないからに違いないです。

私にとって、Siri などはその最たるものです。

スマホに向かって(見えない相手にお伺いを立てるように)「Hey, Siri」と呼びかけるのは、部屋に1人の時にやってみることはあるのですが、周辺に人の気配がする時は恥ずかしくてできません。

その点、21世紀生まれの娘などは、電話をかける時にも

「お姉ちゃんに電話して」

と声で指令を出します。

すると、Siri は「オネエチャンさんに電話をかけています」と返事をして、電話をかけてくれるのです。

私のように、電話のアプリをあけて、連絡先を探して、それをタップするのとでは、時間のかかり方がまったく違います。

その娘が大笑いしながら、報告してくれました。

「お父さんに電話をかけようとしたんだけどね」

「うん。」

「そしたら、Siri に『あなたのお父さんがどなたかわかりません』って言われてしまったよ(笑)」

「え?Siri に?教えてあげてなかったの?」

「教えてたけどね(笑)お父ちゃんって言ったからかも(笑)」

娘が、ちょっとおどけて「お父ちゃんに電話して」と言ったようなのです。

それにしても、「あなたのお父さんがどなたかわかりません」なんて、すごい日本語で返されたものです。

いつかSiri も「お父さん」「お父ちゃん」「おっとー」「パパ」「ダディ」など、ニュアンスで聞き分けらるようになるのでしょうね。

 

 

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