かのスティーブ・ジョブスは、やはり良いことを言っています。
「良いこと」と思えるのは、彼の言葉が実生活の経験に基づいたものだということを知っているからです。
有言実行型のリーダーの言葉というのは、重みが違います。
「心から満足したいなら、自分がすばらしいと信じる仕事をするしかない。そしてすばらしい仕事をしたいなら、自分が愛する仕事をするしかない。
それがまだ見つかっていないなら、探し続けることだ。妥協するな。
心の問題と同じで、そういう仕事が見つかればピンと来るものだ。」
こういう言葉は若い人向けであることはもちろんですが、私たちのような中年以上の世代にも通じるものがあると信じています。
ミドルエイジと呼ばれる、40歳・50歳代になって、燃え尽きてしまわないようにです。
つまり、自分がすばらしいと信じるのは「仕事」だけにとどまらせないこと。
非競争的で、夢中になるような、仕事以外の関心事を持つことが大切です。
これらの関心事を育てていくことが、いつか役に立ちます。ミドルエイジ・クライシスになった時の対抗策です。
ですから、私のようなミドルエイジの皆さんには、上のジョブスの言葉の「仕事」を、「貢献と自己実現」に置き換えて読むことをおすすめします。