100分DE名著 万葉集

 

「令和」の出展が「万葉集」であると発表になってから、書店にも「万葉集」のコーナーができたり、人々の関心も高まっていますね。

私はというと、中学時代にうんと背伸びをして岩波文庫の「新訓万葉集」で挫折した経験があるだけに、手を伸ばさないようにしていました。

ただ、NHK「100分DE名著」シリーズなら私にも読めるかも知れないと思って、覗いてみました。

 

 100分DE名著 万葉集 佐佐木幸綱著

 

 

著者の佐佐木幸綱さんは歌人であり、早稲田大学名誉教授。万葉集の研究家です。

万葉集が書かれた時代背景や当時の人々の暮らしぶり、風習などをも加味して、その歌の奥の深さを読み解いてくれます。

第1章 言霊の宿る歌にこうあります。

「(略)それを支えているのが、言葉に霊力が宿ると信じる『言霊(ことだま)信仰』です。万葉集の時代の人々(万葉人)は、<言>と<事>は重なりあうものと考えていました。『豊作だ』と言葉を発すると、言(言葉)のもつ霊力が事(現実)を引き寄せて、めでたくも豊作がやってくると信じたのです。その際彼らは、日常の言葉で言うよりも歌の形でうたわれる言葉のほうが、言霊はより威力を発揮することを知っていた。(略)」

これって私たちが今、巷でよく見聞きする「引き寄せの法則」そのものですね。

昔も今も、そういうところはほとんど変わっていないというのは、興味深いのと同時に、一気に親近感を覚えました。

万葉時代には、それだけ言葉の扱いを大切にしていたということなのでしょう。

まだ読み始めですが、少し万葉集に触れていきたいと思います。

 

 

 

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