望めば身近であること

 

高校生、大学生の時に、ちょっと背伸びをして聞きかじっていたジャズに、最近再びはまっています。

「Kam’s House」「PINO’S PLACE」「寓話」など、那覇のいくつかのライブハウスに顔をのぞかせては(本人なりに)かっこつけて聞くのが好きでした。

学生の身分ですから常連さんになりようもなく、学業の合間に癒やしを求めて聴きに行く程度です。

もちろん、玄人が好むようなジャズの聞き方など知りようもなく、「かっこいい」と思う感性だけを頼りに聞いていました。

今の世の中がすごいのは、Apple MusicやAmazonのPrime Musicなど、月々の料金を支払えば(リストにあれば)聴き放題できるプランが存在することですね。

例えば、昔は「ジョン・スコフィールドのギターが聴きたい」と思っても、レコード店に行くか、(したことはありませんが)ジャズを流しているラジオにリクエストするしかなかったのですが、今はネットにつないで検索すれば、その場で聴くことができます。

さらにはYouTubeで、演奏している姿を動画で見ることもできます。

私などが言うのもおこがましいのですが、これはとても画期的なことですね。

音楽の世界に限らず、一流の人の実演を身近に見たり聞いたりすることができるというのは、言葉にできないほど幸福なことです。

そういう過渡期の時代に、生まれてきてよかったと思います。

望んでも手に入らなかった時代と、望めば身近にすることができる時代を、両方経験することができたのは、幸運です。

 

 

 

 

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