マラソン後のムクミ

マラソンが終わって3日後のお話。

自分ではあまり自覚がなかったのですが、娘に「お父さんの足、ムクんでいるんじゃない?」と言われてしまいました。

指さして「何それ!」と驚いています。

その時、私は床に足を放り出して座っていて、そこにあったペットボトルをふくらはぎに当てていたら気持ちよかったので、足を乗せてくつろいでいました。

そのペットボトルの表面の模様がふくらはぎにくっきりと彫刻のようについているのです。

「スゴ!」

娘に言われるまで気づかなかった私も私ですが、確かに体重の記録を見ても変化は歴然でした。

マラソンのように長時間の運動では、脱水にならないように体に水分をため込む抗利尿ホルモンの分泌が増してきます。

体重が増加しているのは、いわゆる「水ぶくれ」の状態です。

体の防御機能が正常に働いている証拠でもあるのですが、体重が戻ってきているのは、それが5日経って平常時に戻ってきているということなのでしょう。

水の過剰摂取は低ナトリウム血症となって、重症の場合は脳浮腫をきたす非常に危険な状態となります。

私たちの世代は、幼い頃、スポーツ時に「水を飲むな」の時代を経験しています。

それから「できるだけ水を飲むように」に変遷し、水中毒の苦い経験を経て「水分と塩分を適度にとること」の重要性を痛感しています。

この「適度」というのがなかなか難しいのですが、今はスポーツドリンクや電解質補正用の飲料やタブレットも広く出回っていますから、それらを利用しながら、自分の体の変化に注意を向けて対応していくということですね。

(ムクミに気づかなかった私が言うなって感じですが(笑))

余談です。

抗利尿ホルモンはアルコールで分泌が抑えられますが、マラソンの後のビールがムクミをとるかどうかは「個人の適量」がわからないだけに不明です(笑)。

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