風邪の流れ

 

気候の変化に体がついていかないというのは、よく聞くお話です。

 

寒くなったから…と言うよりも、体力ぎりぎりで頑張ってきたのが気温の変化についていけず、ついに風邪をひいた、という患者さんが多い気がします。

今日も予約の患者さん以外に「体調不良」や「発熱」「下痢」などの症状で受診される方が多い日でした。

 

いわゆる「全身症状」です。

ウイルス性感染症を強く疑わせる方々です。

 

我々医療者はいつも病気の症状を訊きますし、毎日それについて考えるのが仕事ですから、「これは『ウイルス性上気道炎』の自然経過であるという見立てをすることができます。

けれども、一般の方々は普段何もない時に「風邪」について考えることもないでしょうし、いざ自分がかかった時にうろたえてしまうのですね。

 

「なんで熱が下がらないのでしょう?」

「いつからの熱ですか?」

「昨日の夜からです。いつもは一晩眠れば熱は下がるのに…。風邪じゃないのでしょうか。」

「一般的なウイルス性上気道炎は5日間のコースをたどると言われています。発熱と上気道炎症状以外に症状はないようですし、自然の経過だと思いますよ。」

「…そうでしょうか。」

「まだ2日目(正確には第1病日)ですし、症状を追いながら経過をみていきましょう。風邪であるのか、そうでないのか、今の段階では結論を出さなくても良いです。自分の症状を観察していくのも治療の一環ですから。」

自然の流れを説明し、それに合わないようなら再診するようにとお願いします。

 

「見立て」の仕方を伝えるのも医療者のつとめだと思います。

 

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