しつけと迷信

考えてみれば、子どもの頃のしつけは、かなり強引だった気がします。

渡辺和子さんもその著書で、述べておられますが、「食べ物を口に入れたまま話したり、歩いたりすることはもちろん禁じられ、食後すぐ寝そべることは「牛になる」ことであったし、床の間に足であがること、敷居や畳のへりをふむことは「足が曲がります」という極めて非科学的な理由で禁じられていました。」

これらの「理由なきしつけ」は、子どもの恐怖心をあおるものだったり、罰則の意味を持っていたりしたものですが、私にも少しずつですが覚えがあります。

 

「子どもがコーラを飲むと骨が溶ける」などは今でもネットで話題にあがったりしていますから、真偽よりもよほどインパクトがあるのでしょう。

それに類似したもので「子どもがコーヒーを飲みすぎると頭が悪くなる」とか。

「しつけ」のためというより、迷信となってしまっている感じもありますね。

迷信でいくと「夜中に口笛を吹くと、幽霊がよってくる」もあります。

夜中ついでには「夜中に爪を切ると、親の死に目にあえない」というのもあります。

 

渡辺和子さんは、その章の中でこう結んでいます。

「『美しさ』というのものは、礼儀という小さな『きまり』ごとの積み重ね。自分との闘いの所産。」

きまりごとを積み重ねるには、まずは形から入る。

所作をマスターしたあとに、わかってくる中身がある。

空手の「型」に通じるものがありそうですね。

 

 

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