台風時の苦労

 

今回の台風10号(アンピル)は非常に苦労しました。

 

台風が来ると、クリニックの外来診療をどうするのかでいつも頭を悩ませます。

特に私たちのクリニックは透析クリニックですから、透析のスケジュールをどうするのか、具体的にはクローズさせるのかオープンさせるのか、開けるとすれば時間をずらすのか日を変えるのか、常に頭を悩ませています。

特に今回は、台風のコース取りが沖縄本島直撃コースであったので迷いはなかったのですが、問題はその大きさや台風が進む速度が読めなくて、微妙な判断が必要となりました。

 

オーバーナイト透析に関しては、終了時はともかく開始時には風や雨も問題なさそうだったので、通常通りに行いました。

ただし、帰宅時に暴風域に入るとまずいので、1時間早めに終了させてもらって安全に帰宅してもらうことを優先しました。

 

さて、問題は今日の午前の透析です。

昨日、スタッフと相談してつけていた目星というのは、2時間開始時間を遅らせれば、すでに台風は通過した後で大丈夫だろうというものでした。

けれども、約20Km/hで比較的速く進んでいたのが、15Km/hとゆっくりになっていて、どうも午前8時~9時ごろに最接近の予想です。

2時間遅らせただけでは危ないかも知れないと内心焦りました。

 

結局、最終結論を今朝5時まで持ち越しました。

5時前にクリニックの外に出ると、確かに接近中かも知れなけれど、風は強くないし、雨雲の切れ目なのか雨も降っていません。直撃に備えていただけに少々肩透かしを食らった感じです。

「これはいける」と思って、スタッフにGoサインの一斉メールをしました。

(ただし、外来はバスの運休で決めていますので、休診でした。)

 

今回は予想よりも結果が軽めに出たので本当にラッキーでした。今度はどうなるかわかりません。

自然が相手ですから、侮ってはいけません。

だからこそ、いつも頭を悩ませるのです。

 

 

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