診診連携(あるいは病診連携)について

 

私のようなクリニックの医者は、受診する患者さんの全ての訴えに対してできるだけ応えたいとは思っているものですが、診診連携(診療所と診療所の連携)や病診連携(病院と診療所の連携)のネットワークが構築されている近隣では、専門科のドクターに直接受診した方が良いと判断されることが少なくありません。

離島診療所のように医師が一人体制というのなら話は別ですが、ここでは地域にある医療機関が連携して医療ニーズを満たしていこうというシステムを取るからです。

例えば、私の場合、何か月も慢性的に消化器症状が続く初診の患者さんには消化器内科の受診をすすめますし、気分の沈み方が激しく不眠を訴える患者さんには心療内科への受診をすすめています。

なかには専門でないことを了承してもらったうえで、診療を継続することもありますが、それはあくまでも次善の策だと思っています。

「先生も内科でしょ?」と言われることもあり(実際、そう言われるのが辛いのですが)やはり専門科のドクターが診察し、診断し、治療方針を決定する方が患者さんの幸せにつながることが多いものです。

ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA