親切であること

 

自分の不幸について他人を責め続ける人がいます。

責める訳は一見正論のようですが、多くは責める対象への、いわば”復讐”に近いものです。

責め続けていくうちに対象となる人への嫌悪が増し、それが積もって憎しみや恨みになっていくのでしょう。

対象に執着するあまり、自分をより幸せにすることについて、立ち止まって考えることができなくなっています。

「自分の人生の幸せ」を目指すはずの本来の目的が、すり替わっているのです。

 

そうやって他人を責め続けていくうちに柔らかった心を失くし、結果的に自分自身を傷つけてしまっています。安らぎもありません。

人としてとても大切な自尊心を失くしてしまっている状態です。

 

自分の不幸を幸せへと転換させるのには、そこから何かを学びとろうとする健全でポジティブな思考と態度が必要です。

例えば、人の幸せを願うこと。人に奉仕すること。

とても難しいことですが、そうすればそうした分だけ、自分自身に返ってきます。

少なくとも、そういう自分に対して、自分で自分の自尊心を取り戻すことができます。

 

昔から言われていることですが、人に対して親切にすることは、自分自身の心を豊かにします。そして、幸せになります。

「いいことをした」という満足感は、ただの自己満足ではないということです。

 

こんな言葉があります。

「もしあなたが本当に幸せになりたいなら、方法は何であれ、人の幸せを助けなさい。」

親切である人は、幸せです。

 

 

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