辞書をパラパラとめくっていたら「ペンフレンド」という項目が目に付きました。
蛇足でしょうが、意味はこうあります。
「手紙のやりとりによって結ばれる交友関係。文通仲間。また、それを契機として生じた友達。ペンパル」
「ペンフレンド」も「文通」も、死語に近くなって久しくなりました。
今はネットの時代ですから、正式なやりとりはメールですし、砕けた間柄ならLINEなどを使っていますね。
便箋に文章を書く。手紙を認めるなんてことは、よっぽどのことでなくてはしなくなりました。
中学生の時に読んでいた月刊誌の「読者のページ」には、ペンフレンドを求める投書欄が必ずあったような気がしますし、出すつもり(勇気?)もないのに興味津々でそれぞれのコメントをチェックしていた記憶があります。
また、同級生にペンフレンドが日本中に10人ぐらいいる友人がいて、驚きつつも羨ましく思ったこともありました。
今はSNSなどがその代わりになっているのでしょうが、昔はひとつひとつに対して手間をかけていたなあと感心します。
ゆっくりですが、その分だけ自分に向き合う時間にもなっていました。
個人的にはなつかしいですが、昔には戻れない「文化」のうちのひとつなんでしょうね。