雨乞い

 

今朝は久しぶりの雨音が気持ち良すぎて、思わず寝過ごしてしまうほどでした。

どれくらい降ったのでしょう?

農作物にとって「恵みの雨」にはなり得たのでしょうか?

出勤のころには雨がやんでいたので、たいした雨量ではなかった気がします。

このまま少雨が続くと、給水制限も現実味を帯びてくる状況になってきました。

 

給水制限(あるいは断水)は私たち年代には幼少期の記憶として深く刻まれているのですが、若い世代には今まで無縁のものだった気がします。

小学校での断水の思い出は、「今日は断水の日→水筒持参。」

徹底した隔日断水に、水が出る日にポリ容器や浴槽に水をためて、水洗トイレもその水を使って手作業で流していました。

昔は住宅の屋上に設置されてあった円柱形や球形の貯水タンクも、沖縄県だけにある独特の風景だったと思うのですが、いつの間にか不要となって久しくなり、新築の住宅の屋上からは設置することもなくなってきました。

いったい何年ぶりの渇水なのだろうと思ってネットを調べてみたら、沖縄県企業局が企業局アーカイブスに「給水制限の歴史」として記録を残してくれていました。

 

詳しくはこちら → 「給水制限の歴史」

 

これを見ると、私が「思い出」として記憶している隔日断水は、昭和56年7月10日から昭和57年6月6日までの326日間の給水制限の時のものなんですね。

一番新しい給水制限は平成5年の夜間8時間断水を31日間実施したもののようです。

ですから、もし今年このまま雨が降らずにいて給水制限が必要ということになると、25年ぶりということになります。

 

「Aさんの知り合いに『雨乞い』の上手なノロかユタ、知らない?」

透析室の患者さんと冗談とも本気ともつかない会話をしながら、透析クリニックをあずかる者として水の確保については切実なだけに、雨が降るのなら神頼みでもなんでもする気持ちになっています。

 

 

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