夕方に時間があいたので、新都心公園の方まで散歩してきました。
日曜日の公園は、遊んでいる子どもたちの声が遠くに聞こえて、ゆっくりと時間が過ぎていくようです。
日中の強い日差しの名残りはありましたが、日も傾いてきていて、のんびりとした雰囲気がそのあたりを漂っていました。
「平和だね」と一緒に歩いていた息子が言いました。
ちょっと目を向けると「平和」という言葉が安易に使えないような世の中です。
けれども、何が平和かという具体的なイメージを、この日の風景は示しているのだと思いました。
小さな子どもを遊ばせる母親、芝生の上を走り回る子どもたち、老夫婦が周回コースをウォーキングしています。
自転車から降りて談笑している高校生たち、バスケットやサッカーの練習をしている子どもたち。
やりたいことができて、行きたいところに行けて、話をしたい相手に、したい話をする。
当たり前と思っているこの日常こそが、大切な風景なのだと思いました。