「足が痛いとか、故障とかしないで走りたいよね、いつまでも、ね。」
以前にも、そんな会話を私の「走りの師匠」としていました。
私の場合、膝の外側や内側、足裏の土踏まずのアーチ部分に痛みが出たり、おさまったりで、こわごわと走っているのが実情でした。
私はもっぱらスロージョギングなので、比較的足にかかる負担は少ないのですが、それでも、やはり筋肉の弱さが出るようで、腸脛靭帯炎(専門科ではないので、あくまでも自己診断です。)になったりしていました。
とにかく、下り坂を下るのが恐怖なのです。下っていくうちに膝の外側に痛みが強まっていきます。
「速さとかはいいから、とにかく歳を重ねても長い間走れていたい」
「走りの師匠」と話していたのは、そういうことなのでした。いつまでも痛みがない走りをしたい。
インソールを工夫したり、ストレッチや筋トレをしてみたりしていたのですが、時を同じくして私と「走りの師匠」が偶然に手にしたのが、「5本指シューズ」でした。
お互いに全く別々のルートで、同じ時期に手に入れていたのには驚きでした。
いわゆる「裸足感覚シューズ」です。
足底がうすくてランニング・シューズにあるようなクッション性がほとんどないので、足のアーチをうまく利用するような走りが必要になります。アーチでクッションをつくるような感じです。
ちょうど縄跳びでピョンピョン飛び跳ねるのを、上方ではなくて前方に持っていくような感じでしょうか?う~ん、うまく表現できているかどうか自信がありません。
この5本指シューズにしてから、膝の痛みが少しずつなくなっていきました。
私の場合、もともとがスロージョギングですから、歩幅が小さく、かかとから着地する走り方ではなかったため、このシューズにマッチしていたのかも知れません。
少しずつ練習して、痛みのない走り方が身につけられればと思っています。