いつまでも悲しんでいない

 

このブログでは渡辺和子さんの言葉を数多く引用していますが、私にとってその言葉の多くが自分への戒めだったりします。

例えば、「人間としてどう生きるか」から。

 人間としてどう生きるか 渡辺和子著

 

「いつまでも腹を立てていない。いつまでも悲しんでいない。いつまでも喜び躍って、笑い転げていない。ある程度適当に処理しておさめることができる。それが大人というものです。」

 

これは私にとってなかなか難しいことです。巳年生まれの私は「執念深くてしつこい」らしいので、切り替えがあまり上手な方ではありません。

喜怒哀楽の情の泉に、どちらかと言うといつまでも浸っていたいのです。

特に、喜び躍るようなことがあれば、それを何度も反芻しては、ニヤニヤしていたいのです。

 

しかし、それを適当におさめることが「大人」のあり方だと言っています。

腹を立てること、悲しむこと、喜び躍ること、笑い転げること。それらをほどほどにして消しなさいと言っているわけではありません。感情は否定されるものではないでしょう。

まず、喜怒哀楽を自覚することが大切です。「気づき」ですね。

ティク・ナット・ハン師が言う「マインドフルネス」と通じるものです。

喜怒哀楽の情を、気づきのエネルギーであるがままに認める。それを優しく抱擁する。そうすると、そこにある感情をやわらげ、楽にすることができるのだと言います。

 

そうやって、自分のあるがままを洞察することができるのが「大人」なのだと思います。

 

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