渡辺和子さんが、その著書の中で次のような言葉を述べていました。
“自分らしく”ということの中には、特に努力せずとも、自分が生かせて生きられる時間もありますけれども、時には自分で必死になって自分を輝かせて、生かしていかないといけない時もあるのです。
「自分らしく」は「ありのまま」と同じく、最近よく耳にする言葉ですね。
「生かせて生きられる」自然体が“自分らしく”であれば、それほど幸せなことはないだろうと思いますが、多くの場合(少なくとも私にとっては)“自分らしく”生きようとすると、自分の今がどういう状態にあるのかを内観して細かく修正していく必要があります。
でなければ、つい「わがまま奔放で好きなように生きていること」が“自分らしい”ことだと勘違いしてしまいそうになるからです。
「必死になって自分を輝かせて、生かしていく」
そこにこそ“自分らしさ”があるのだというのは、深く共感しますし、心に響くものでした。
自分らしさを発揮するのには、必死さが必要な時もあるのだと思います。