島根大学医学部附属病院腎臓内科の伊藤孝史先生が「腎と透析」という医学雑誌に寄稿した文章がとても魅力的でした。
この号は「サイコネフロロジーupdate」として特集されたものです。
そのタイトルは「笑い療法士の役割―笑いの力」でした。
「笑い療法士」とは一体何でしょうか?
「療法士」とついていますから、もちろんお笑い芸人とは違います。これは、「癒やしの環境研究会」が2005年から認定している資格だということです。
笑い療法士とは、1)笑いで自己治癒力を高めることをサポートする人、2)笑いで発病を予防する人のことで、現在、すでに全国で800人以上の方が資格を取得しているのだそうです。
そういう話だけでも、ワクワクしてきますね!
笑いの効用には主に次の4つがあります。本文から引用して紹介します。
1)親和作用:笑うことで親しみを覚え、和やかな雰囲気を作ることができます。
2)誘引作用:一人が笑うとその周りにいる人も笑ってしまいます。笑いは伝染するのです。
3)浄化作用:笑うとスカッとして、ストレスや悩みがその瞬間消えます。
4)解放作用:笑うことで気分がよくなり、頭を柔軟にしてくれます。気持ちを切り替えたりすることに重要です。
それから「癒やしの環境研究会」のホームページに、「笑い療法士の実践」という項目が挙がっていました。
こちら→ 「笑い療法士募集のご案内」
•日常的に笑いをひきだす
•心にしみる温かな笑い――安全・安心が基本
•笑いを感染させる力が強い
•特に場所を選ばなくてできる
•パフォーマンスは必ずしも必要ない
•特にグッズを必要としない
〈笑わせるのではなく、笑いをひきだす。それが笑い療法士です。〉
「笑い療法士」― とても興味が湧いてきました。