短冊に願いごと

 

7月7日の夕方のこと。

 

小学3年生の姪っ子と夕食を食べていると、母が(つまり姪っ子にとっては“おばあちゃん”が)

「七夕の短冊にはどんな夢を書いたの?」

と姪っ子に問いかけました。

 

「ん?」

「書かなかった?」

「書いたよ。学校でも書いたし、ピアノ(教室)でも書いた。」

「じゃあ、教えて。」

「う~ん。」

照れくさいのもあったのでしょう。なかなか教えてくれません。

 

 

「『世界が平和になりますように』って書いたんだよな。」と私。

「いや、それは書かなかった…。」

「あ、そうだ。そういえば、書いた夢はちゃんとしまって、人に教えたらダメだったんだ。」

「え?」

「ほら、短冊に書いたらさ、黙っておかないと夢がかなわないんだって。」

「え? みんなに教えてしまったけど…。」

「ありゃあ、もったいない。」

「どうしよう。」

ちょっとかわいそうになったので「うそだよ。内緒にしておかないといけないんだったら、あんな目立つ短冊に書いてかざらないでしょ。」と笑いました。

 

 

姪っ子の夢をあとで教えてもらいましたが、子どもっていいですね。

 

私が子どものころには、短冊にどんな夢を書いていたんでしょう。

 

 

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