「呼吸の本」

 

詩人・谷川俊太郎さんがレッスンされている呼吸メソッドということで、前から興味があったのですが、積ん読している本がそれこそ山ほどあったので、最近になってやっと手に取ることができました。

 

 呼吸の本 谷川俊太郎 加藤俊朗著

 

読み始めると、とてもわかりやすい文章であっという間に読了してしまいました。

随所に「呼吸の先生」である加藤俊朗さんの人柄が溢れ出ている本です。

この本は、生徒の谷川俊太郎さんが先生に質問を投げかけ、それに答えていくという構成です。

 

例えば、質問13

「気」はどこで生まれるのですか?

それとも、もともとあるものですか?

 

それに対する答え。

何ですって?(笑)

気はどこで生まれるかって? そんなこと知ってるわけないじゃないですか。

 

思わず一緒になって吹き出してしまいました(笑)。

加藤さんは格好つけないですし、とても実直です。その姿勢に好感が持てました。

 

また、加藤さんが提唱する呼吸法では、呼・吸の順番通りが良いのだと言っていました。

つまり、私たちは「深呼吸してください」と言われたら、大きく胸をそらせながら息を吸い込むということをやりがちです。そのあとに息を吐きますね。吸→呼の順番になっています。

そうではなく、息を思い切り吐く。それから息を吸い込む。呼→吸の順番です。

 

ほかにも以前にもこのブログで紹介した白隠禅師の「足裏呼吸法」に近いような呼吸法だったり、とにかく明るく元気になりそうなメソッドを紹介してくれています。

 

「CD付き」なので、これからCDを聞きながら実際にやってみようと思っているところです。

 

 

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