毎朝、外来では診療が始まる前にクッシュボール・ミーティングをしています。
水曜日の朝に、あるスタッフがこんな報告をしてくれました。
「以前から俳優の堤真一さんの大ファンで、彼が朗読をしている「火花」のオーディオブック(CD)を那覇市立図書館で見つけた。さっそく借りて出勤途中の車で聞いているのだけれど、これがすごく面白い!」
「火花」というのは、もちろん芸人の又吉直樹さんが書いた芥川賞受賞作品です。
物語の語り手の売れない芸人徳永と、先輩芸人の神谷が絡み合い、それぞれの人生を歩み出していくという小説です。
会話が多い小説ですから、オーディオブック化はありかもと思って、私も聞かせてもらいました。
スタッフが大絶賛するのも頷ける作品でした。
堤真一さんの朗読が素晴らしく、非常に面白かったのです。
小説の方は以前に読んだのですが、朗読で聞くとまた新鮮で、聞きながら思わず笑いがこぼれたり、イメージが広がっていくのを感じました。
これはかなりおすすめです。