「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」を観ました。
今回の主人公は魔法動物学者のニュート・スキャマンダー。
「ハリー・ポッター」シリーズには登場していませんが、「賢者の石」には名前は出ています。
ハリーがハグリッドに導かれてホグワーツ魔法魔術学校への入学準備に必要なリストを読み上げる場面です。
ハリーは二枚目の手紙を広げて読み上げました。(ハリー・ポッターと賢者の石 松岡佑子訳より引用)
ホグワーツ魔法魔術学校
制服 一年生は次の物が必要です。 一、普段着のロープ 二、普段着の三角帽(黒) 一個 昼用 三、安全手袋(ドラゴンの革またはそれに類するもの) 一組 四、冬用マント 一着(黒。銀ボタン) 衣類にはすべて名前をつけておくこと。
教科書 全生徒は次の書く本を各一冊準備すること。 「基本呪文集(一学年用) ミランダ・ゴズホーク著 「魔法史」バチルダ・バクショット著 「魔法論」アドルバート・ワフリング著 「変身術入門」エメリック・スィッチ著 「薬草ときのこ千種」フィリダ・スポア著 「魔法薬調合法」アージニウス・ジガー著 「幻と動物とその生息地」ニュート・スキャマンダー著 「闇の力―護身術入門」クエンティン・トリンブル著 |
ホグワーツ校指定教科書のうちの1冊、ニュート・スキャマンダー著「幻の動物とその生息地」というのは、2001年にJ・K・ローリングが慈善事業のために実際のマグルの世界でも発売したことがあるそうです。
その教科書の内容は、88の魔法動物の生態が紹介されていました。
しかも、ハリーが実際に使っていた教科書のコピーという触れ込みで、ハリーやロンの落書きも書き込まれているというファンには垂涎モノだったようです。
当時から、原作者にはこのニュート・スキャマンダーという魔法使いに特別な思いがあったようで、彼女のイメージする世界がまたひとつ映像化されました。
それが、この映画です。
イギリスではなく、他国で魔法使いが活躍したらどうなるか?
舞台は1920年代のアメリカ。世界恐慌が起こる前の時代です。
マグルのことを「ノーマジ」と呼ぶなど、文化の違いに戸惑いながらも、どこか夢見るような表情のニュートが、存分にその魅力を発揮しています。
想像力があれば、魔法動物だけでも無限のアイディアが溢れてくるかも知れません。
早くも続編が楽しみなキャラクターが登場したのものだと思いました。