昨日はヤシチヌウグヮン(屋敷の御願)だったようで、実家にはお供えの料理と餅が準備されてありました。
ヤシチヌウグヮンは、春秋の彼岸入り(今年の秋は9月19日)に合わせて行われるものです。
沖縄では私たちの日々の暮らしは「ヤシチガミ」という神さまに守られていると信じられています。
ヤシチガミに感謝し、家族の健康を祈願するのがヤシチヌウグヮンです。
また、前日には自治会で敬老会もあったようで、主催者側がカステラを届けに来てくれていました。
そのカステラとお供えの料理も夕食と一緒に並べながら、母がすすめました。
「モチ、食べるね? 味がついてないモチだけど。」
「お。いいねえ。モチはなんでもおいしいよね。」
「カステラは?クリニックに持っていく?」
「う~ん。どうしようかなあ。モチだけでいいかも。」
「なんで。みんなで食べたらいいさ。」
「いつもなんかあったような気がするんだよね。」
そのかわり、モチをたくさんもらいました。
「御願してくれたモチだから、ありがたくいただきます。」
こうしたちょっとした季節の行事がなされていくごとに、秋になったことを実感し、冬が近づいてくることを感じます。
夕方には少し雨が落ちて、葉っぱを濡らしていたのが、良い感じでした。