時期応ぜざれば我が師黙念す
「空海の言葉 続遍照発揮性霊集より」
タイミングが合わず、断念せざるを得ないことがあります。
せっかくの出会いなのに諦めるしかないような時もあります。
逆に、「運命的」としか表現しようがないほどの絶妙のタイミングで邂逅することもあります。
ふと口にしたことや思いついたことが、現状打開の大きなヒントだったりもします。
すべてが好機となるように、柔軟でしなやかな感性を準備しておきたいと思います。
けれども、受け皿となる自分の心がその方向に向いていなかったりして、なかなか難しいです。
そのためには十分な休養も必要だと痛感しています。
さて、上の空海の言葉。「空海1 すごい言葉」(中島孝志著)からの引用です。
「時期とはタイミングが合うときのことをいう。弟子が教えてほしい。師が教えたい、と思う。二つの心が重なる瞬間。これがすれていると永遠に噛み合わない。」
弟子と師匠というと、私はなぜかいなかっぺ大将の大左衛門とニャンコ先生を思い出してしまうのでした。