実家のある前田は、今は開発が進んでいて怖いぐらいですが、昔は森に木々が生い茂って小川が流れる自然の豊かなところでした。
きっとキジムナーが棲んでいるにちがいないと疑わない見事なガジュマルの木もたくさんありました。
その名残りなのでしょうか。
今でも鳥たちのさえずりが賑やかに聞こえてくることがあります。
昨日も実家に戻っていたら、母が鳥の鳴き声を聞きながら言いました。
「お腹が空いている鳥が来たよ。」
「お腹空いてる? 鳴き声でわかるの? なんで?」
「よく聞いて。」
「…。」
「『タケコ チョコレイト チョコレイト』って言ってるでしょ。」
「ホントだ。チョコレイト要求してる。あはは。」
ちなみに母の名前はタケコです。
「チョコレイトあげたの?」
「まさか。」
2人とも笑いました。
スマホで急いで撮ったので画像がとても悪いのですが、なんとか鳥の鳴き声を拾ってみました。
「チョコレイト チョコレイト」って聞こえませんか?
鳥の名前が間違っていたら、ごめんなさい。
知っている人が、この鳥のことを確かシロガシラって言っていたような気がするのです。