マーチン・ガードナー氏の数学パズルは、凝り固まった頭をほぐしてくれます。
「Aha !」「そうだったのか！」という感覚を経験したくて、こういう本を探しているようなところがあります。
例えば、運転手の問題を2題紹介します。
答えは5秒以内にお答えください。すぐにわかりますか？
第1問
ある運転手は、ニューヨークのホテルで、ケネディ空港までというお客を乗せました。道路が混雑していたので、タクシーは平均速度30キロでしか走れませんでした。
80分後に空港に着き客を降ろすと、偶然にもまた、ニューヨークの同じホテルへ行きたいという客にでくわしました。
運転手は今来た道を、まったく同じスピードでホテルまで戻りました。しかし、不思議！今度は1時間20分もかかりました。
なぜでしょう？
第2問
今度はあなたが運転手です。
あなたの車の色は、黒と黄色。7年前から乗っています。
ワイパーが片一方こわれていて、キャブレターも修理が必要です。ガソリンタンクには、75リッター入りますが、そのときには4分の3しか入っていませんでした。タイヤは、これまでに5回パンクしました。
さて、運転手は何歳でしょう？
正解を示します。
第1問の答えは、80分も1時間20分も同じ時間ですね。すぐに気づいたでしょうか。
第2問の答えは、問題文にいろいろ書いてありますが、どれも年齢のヒントにはなりません。けれども、「あなたが運転手」なのです。何歳かはすぐにわかりますね？