今年の11月22日(日)に第11回長時間透析研究会が東京で行われます。
大会長は腎内科クリニック世田谷 院長の菅沼信也先生。
演題募集期間が今月の末に迫り、私たちクリニックなんとか期限を前に演題を出すことができました。
長時間透析は、私にとって「希望を持ってその人に会い続けることができる」有効な透析方法のひとつと言えます。
在宅血液透析のSDHD(短時間連日透析)は別ですが、長時間透析を経験すると、人によっては4時間の透析では責任をもって透析診療にあたる自信がないのです。
明らかな透析不足に栄養状態の低下、愁訴の多い透析で悪循環に陥る…。透析医として、閉塞感に満ちた予後予測に暗い気持ちになります。
それだけに、この研究会に対する思い入れも強いのです。
クリニックの透析スタッフも同じ気持ちを持っているらしくて、転院した直後の患者さんを見て
「あの方、明らかに透析が不足していますよね。なんとかならないものでしょうか。」
と私にもらしてくることがあります。
私たちが今回提出した演題は「希望を失わないこと」の重要性と、それに応える準備についてまとめてみました。
データよりも、皆さんに経験を共有していただきたいと思って提出した演題です。
嬉しいことに長時間透析研究会のホームページにクリニックの名前を載せていただきました。
ご覧になれるでしょうか。
さくだ内科クリニックの紹介文が照れ臭く、こそばゆくて少し挙動不審状態になりました(笑)。
「沖縄からの演題ご応募です。「チムグクル」を大切にする医療を目指しているそうです。」
でも、これが私たちクリニックの原点なんでしょうね。
頑張ろうと思います。