認知行動療法に慣れ親しんで、自分の感情に気づくことができれば、自分の「機嫌」がどんな状態なのかも把握することができますね。
ご機嫌なのか。ニコニコして嬉しいのか。
反対に、イライラしているのか。不機嫌なのか。何かに当たり散らしたいほど怒っているのか。
自己啓発モノの本を読んでいると、「自分で自分の機嫌をとる」という言葉が出てきます。
表現が、とても面白いと思いました。
これって、コーピングのカテゴリーに入れてもいいのかも知れませんね。
コーピング・リストのように、不機嫌でイライラしている時に「自分で自分の機嫌をとる方法」を、前もってリストアップしておくといいかも知れません。
私の場合は、最近は日本エレキテル連合の「感電パラレル」を見ること。
コーヒーを飲むこと。割れない腹筋マシーンをつかって20回腹筋すること。
ゴジラについて語ること。カードマジックのセリフを推敲すること。
(本当は「焚き火をすること」を真っ先にあげたい!)
他人に自分の機嫌をとってもらおうなんて思わないことです。
自分の機嫌は自分で責任をもつこと。その代り、他人の機嫌はどうでもいいと割り切ることです。
他人の機嫌の悪さに引きづられて(空気を読みすぎ!)、自分まで精神的にイライラしたり、場合によっては落ち込む方がいますね。
いいじゃないですか、機嫌の悪い人は放っておいて。自分は自分のご機嫌をとりましょうというのが、この方法のスタンスです。
他人の機嫌の悪さは、まさしく「ストレス状況」ですね。
他人がイライラしているのを見て、気が重くなったりイヤな気分になるのは、「気分・感情」。
心臓がドキドキする、どっと疲れて体が重い感じになるのは、「身体反応」
「気分・感情」や「身体反応」は、自分ではどうしようもない。変えることができないし、操作することができないものです。
変えられるのは、認知(考え・イメージ)と行動だけです。
他人の機嫌は放っておくこと。(無視するというのも立派な「行動」のひとつです。)
自分にとって、ワクワクすることや嬉しいことに集中すること。
「自分で自分の機嫌をとる」のは、意外に楽しいことなのかも知れませんよ。