借りてきたビデオの中に「ルーシー」を入れたのは、娘でした。
友達の間で話題になっていたのが、映画館で観れなかったのがずっと気になっていたようです。
さっそく家族で観てみました。
「ルーシー」の名前の由来は、1974年にエチオペアで発見されたアウストラロピテクスの女性の化石人骨の名前。
全身の約40%近くの骨がまとまって発見されたということで、貴重な資料だということです。
映画は「通常の脳は10%しか覚醒してないが、それが100%覚醒するとどうなるか?」という発想をもとに進んでいきます。
人類の最大の秘境ともいえる「脳」のお話ですから、壮大な英知への到達ともいえます。
ですから、途中マフィアとの戦いがかなり「小さくてわずらわしいこと」になってしまっていました。
映画の後半で、主人公ルーシーが猿人ルーシーと対面を果たす場面があります。
ETばりに互いの人差し指を突き合わせて交信するのですが、下の写真を見て「これだったんだ!」と納得しました。
国立科学博物館に展示のルーシーの復元模型だそうです。ポーズの状況設定は「突然、現代につれてこられて、非常に驚いている」ということらしいのですが、マニアックなネタを伏線にするあたり監督の遊び心が伝わってくるようでした。
後味の悪さもなく爽快感もあり、SF娯楽映画として面白かったです。