有名な論理パズルを紹介します。
3人の女神のパズルです。
時間があるようでしたら、じっくりと論理を展開してみてください。
直感ではだめですよ。あてずっぽうに3分の1の確率で…のつもりで答えないでくださいね。
ずっと下の方に正解を載せておきます。
正解は
でした。
解説しますね。
大切なポイントは、3人のうち一人だけが真実を語っていて残りの2人は真実を語っていてはいけないという前提です。
さて、アテネがもっとも美しい人で、真実を語っていると仮定しましょう。
彼女は真実として「もっとも美しいのはアフロディテではない。」と言っています。
それに対して、アフロディテは「もっとも美しいのはヘラではない」と言っています。
アテナがもっとも美しい人なので、「美しい人はヘラではない」というのは真実ということになってしまいます。
2人とも真実を語っていますから、「3人のうち1人だけが真実を語る」という前提が崩れてしまいます。
なので、アテネではありません。
では、ヘラが美しい人で真実を語っているとしたらどうでしょうか。
ヘラは真実として「私がもっとも美しい」と言っています。
それに対して、アテナは「もっとも美しいのはアフロディテではない」と言っていますから、矛盾しません。これも真実を語っていることになります。
2人が真実を語っていることになりますから、ヘラでもありません。
アフロディテならどうでしょう。
アフロディテは「もっとも美しいのはヘラではない」と言っています。
ヘラはアフロディテが最も美しいのに対して「私がもっとも美しい」と言っているので、真実を語っていません。
そして、アテナは「もっとも美しいのはアフロディテではない」と言っています。これも真実を語っていません。
つまり、アフロディテ以外の2人が真実を語っていないということで、アフロディテが正解なのです。