数学にはニックネームのような面白い専門用語があります。
なかには「なぜこの名前?」とたくさんの疑問符が頭の上を浮かんで飛び交うような名前もあります。
例えばこの「ナルシシスト数」
「ナルシシスト数」を説明しますね。
あるケタ数の自然数があるとします。例えば、「487」は3ケタですね。「5926」なら4ケタです。
その各ケタの数字をバラバラにして、その数字のケタ数を指数に累乗して、それを全部加えた数が元の数と等しくなるという数字のことをいいます。
言葉にすると難しいかも知れませんが、例をあげてみましょう。
例えば、「153」という数字です。
同じ3ケタなら、「371」もナルシシスト数ですよ。
自己愛が強い者を表す「ナルシシスト」という名前がついたのも、なんとなく納得してしまうような数字です。
ちなみに4ケタでは「1634」があります。