シャボン玉

 

ジャン・コクトーの短詩は、短く少ない言葉でありながら、様々な心象風景を連想させていきます。

詩人・堀口大學の訳詩がその素晴らしさを引き出しているのでしょう。

 

シャボン玉   ジャン・コクトー 堀口大学訳

  シャボン玉の中へは

  庭ははいれません

  まはりをくるくる回つてゐます

 

 lgf01a201405101600

 

単純な言葉でスケッチする。

まるで俳句を詠んでいるような気になります。

 

耳   ジャン・コクトー 堀口大学訳

  私の耳は貝のから

  海の響をなつかしむ

 

 

Jean_Cocteau_b_Meurisse_1923

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA