ジャン・コクトーの短詩は、短く少ない言葉でありながら、様々な心象風景を連想させていきます。
詩人・堀口大學の訳詩がその素晴らしさを引き出しているのでしょう。
シャボン玉 ジャン・コクトー 堀口大学訳
シャボン玉の中へは
庭ははいれません
まはりをくるくる回つてゐます
単純な言葉でスケッチする。
まるで俳句を詠んでいるような気になります。
耳 ジャン・コクトー 堀口大学訳
私の耳は貝のから
海の響をなつかしむ
沖縄県浦添市にある内科、腎臓&透析クリニックの院長のおはなしです