「こころ」

言わずと知れた夏目漱石の不朽の名作です。

 

 

以前に娘が高校で、この「こころ」を題材に深く読み解いていくという授業をしていました。

自分とは違った友だちの解釈に感動しながら、とても楽しそうに話をしてくれたものです。

「私」と「先生」との関係について、BLマンガになぞらえた娘の友人は妙に乗り気だったと言っていましたし

「K」や「先生」が「自殺」する選択に、どう解釈しても腑に落ちないのだと愚痴ってもいました。

 

「自我」と「他者」との関係。

登場人物たちに共通しているのは己の「自我」に真面目に向き合う「自我」。

孤独感にみちた、屈折した心の軌跡を読者は追うことになります。

 

「こころ」は、やはり時々読み返したくなる小説ですね。

 

 

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