ジョン・グレイという心理学者は、人が抱いている恐怖は大きく4つに分けられると言いました。
1.意味のない人生を生きているのではないかという恐怖
2.孤独に対する恐怖
3.迷子になってしまうことへの恐怖
4.死の恐怖
人生の4つの要素、つまり、「仕事」「愛」「場所」「目的」を失うことに恐怖を感じるのだそうです。
言い換えれば、それらの要素は人生にとってそれほど大切なものということですね。
失うことに恐怖を感じるからこそ、それらを見つけようと努力し、克服しようとするのだと言います。
ジョン・グレイによると死の恐怖は1番目ではないそうです。
死ぬことよりも、もっと怖いものがほかにあるということですね。
ただし、死の恐怖があるからこそ、人は人生の目的を探ろうとします。
人生の幕が閉じようとするとき、信念や理想にその人生をささげたと言い切れる人は心穏やかであろうと想像できます。
自分にとって本当に大切なものは何なのか?
やはり、この問いかけが出発点ですね。