熱中症のニュースが報じられない日がないほどになっています。
熱中症の発症者の数と重症者の報道は、もちろん他人事ではなく胸が痛みます。
特に高齢者はクーラーが嫌いな方が多く、「私は暑さには強い」と豪語される方もいますが
その認識は間違いだということを改めて強調させてください。
生き物としての人間が「暑さに強い」という程度に大きな違いがあるわけはありませんよね。
暑さを感じる感覚に個人差はあったとしても、です。
むしろ高齢者や乳幼児、肥満の方、糖尿病などの持病をお持ちの方の方が熱中症を引き起こす率は高くなります。
熱中症には以下の3つの要因がからんでくると言われています。
環境
からだ
行動
「環境」は
気温が高い
日差しが強い
湿度が高い
風が弱い
急に熱くなった
閉め切った部屋の中
「からだ」は
下痢や風邪などで脱水状態になっている
二日酔いや寝不足
疲れがとれていなくて無理をしている
「行動」は
長時間の屋外作業
激しい筋肉運動や長時間の慣れない運動
水分補給できない状況
そういう状況の中では、汗や皮膚温度で体温調整ができずに体温がどんどん上昇していき熱中症を引き起こしてしまいます。
予防策としては
決して無理をしないこと
室内でも油断しないこと
涼しい服装を心がけること
日傘や帽子を着用すること
日陰を利用すること
そして、水分と塩分を補給すること
睡眠をよくとって体調を良くすること
お互いに声かけをして、注意しあいたいですね。
水分と一緒に塩分をとることを忘れずにいてください。
特に水分は飲んでから約20分しないと吸収されないといわれています。
のどが渇いてから飲むのでは遅いのです。
行動前に飲水する習慣づけが必要です。