春の星座「ふたご座」 ギリシア神話から

今回は娘たちから「つまらない」と評価されているギリシア神話ネタ。

どう言われようと好きなものは好きだから、良いのです。

 

ギリシア神話には数多くの双子が登場します。

その中でも特に有名なのが、ふたご座として輝くカストルとポルックスでしょう。

正確には彼らは双子ではなく、スパルタの王妃レダが産んだ別々の2つの卵から生まれました。

「卵」であるのは、白鳥の姿に化けたゼウスが産ませたものだからです。

(ゼウスは恋多すぎる!すべての者の父にならんとするがごとくです。

 

夜空には1等星がふたつならび、双子星として知られている星座です。

 

カストルとポルックスはよく似た双子でしたが、ただひとつ、決定的に違うことがありました。

神々の血を引く弟のポルックスは不死性、つまり不死身でしたが、兄のカストルは人間で、傷つき命を落とすことがあったのです。

兄の死を受け入れられず、いつまでも悲嘆に明け暮れるポルックス。

二人の父ゼウスはポルックスを天に引き上げようとしましたが、弟はそれを拒みます。

兄と一緒でなくてはダメだというのです。むしろ不死性を解いて兄のいる冥界へ連れて行ってほしいと頼むのでした。

それでゼウスはポルックスの不死性をカストルに半分与えることにしました。

ふたりは、天上界と人間界を1日おきに暮らすことになり、それが時を得て夜空の星になったのだと伝えられています。

 

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