先日、ある場所で講演をする機会がありました。
講演のテーマは「長時間透析について 元気で長生きするために」
前の沖縄県人工透析研究会で発表したスライドも、そのまま流用するような講演です。
もちろん、軽んじている訳ではありませんが、私にとっては何度となくお話させていただいているテーマです。
すでに自分の中では「もっと先を見据えなきゃ」と思って焦っているようなところがあって、敢えてあまり話題にしなくなったテーマでもありました。
それが今回は、少し違った感触がありました。
実際、自分たちのしてきたことを振り返るようなテーマでしたが、聴衆の反応にびっくりしました。
自分たちが普通にやっていたり、経験していることが、実は人の心を揺さぶるようなことだったのかも知れないという発見です。
モチベーションが高まっていく空気が感じられて、それが自分にとっては驚きでした。
良いたとえではないですが、ヤンバルクイナの発見の時の沖縄の人の気持ちに似ているかも知れません。
「なんで今ごろ?あの鳥って普通にいたでしょ?」
「小さい時にはその辺にいたさぁ。」
新種の発見というよりも、そのことに気づかずにのんびりと過ごしてきたことが「奇跡」の発見。
下手すると絶滅種です。
だからこそ、同時に自分たちのしていることの責任も感じました。
まずは共感者に発信することです。