私たちがとるポーズは、もちろん周りの人へのアピールとなります。
腕を広げて体を大きく見せると、力強く自信に満ち溢れたイメージがアピールできますね。
もちろん、逆もあります。
社会心理学者のエイミー・カディは、自信のない時でも自信に溢れる「力のポーズ」をとることで
できるフリをしているうちにできるようになるものなのかを確かめたいと思いました。
下にTEDでの講演を紹介します。
彼女の疑問とは、しばらくの間、見かけをつくろっていたら実際に力強い行動をするようになるのだろうか?ということでした。
今までにも分かっていることとは
「他の人が自分をどう思い、どう感じるかは、ボディ・ランゲージによる部分が大きい」
ということ。
彼女の疑問は
「自分で自分のことをどう思い、どう感じるかも、ボディ・ランゲージに大きく依存するのか」
ということでした。
たとえば、私たちは楽しいときに笑います。
でも割り箸を口に挟んで無理に笑顔を作っても楽しい気持ちになります。
彼女の研究では、力についても同じことなのかを明らかにすることを目的にしていました。
そして、その研究で得た結論は、「力にあふれたフリをするだけでも 力強くなる」というものでした。
「力のポーズ」をとると、心も強くなるのです。
体が心に影響を及ぼし、心が行動に影響を及ぼし、行動が結果に影響を及ぼすということ。
この研究のもとになっているのは、彼女自身の
「私はここにいるべき人間ではない。」
というコンプレックス体験からきているのだと言います。
交通事故を境に、彼女自身、多くの能力を失いました。
自信をなくし、周りのスピードについていけず、「私はここにいる人間ではない」と思っていたそうです。
それを変えてくれたのが恩師との出会いでした。
「できるフリをし続けなさい。」
フリをし続けることで、いつしかそれが本物になる。
それが本当になるまでやり続ける。
小さな変化が大きな違いにつながる。
たった2分間、力強いポーズをとるという積み重ねが人生を大きく変える。
しかも、良いように変えてくれる。
私も「力のポーズ」を是非やってみたくなりました。
皆さんもいかがですか?