「くれない族」

 

昨日は、師長さんと「くれない族」の話をしていました。

うんと昔に「くれない族の反乱」というテレビドラマがあったりして、流行語になった言葉です。

「~してくれない。」が口グセや思いグセになっている方のことを言います。

 

「ちゃんと教えてくれない。」

「ねぎらってくれない。」

「認めてくれない。」

 

「現実がうまくいかないのは周りのせい」という考え方のクセがついている人に多いように思います。

ですから、問題が起こった時も、原因を自分の側に求めたりはしません。

周囲に対する不信感が根本にありますから、常に他人やシステム、もしかしたら運命のせいにまでして

そこから抜け出すことができないのです。

あくまでも、悪いのは周り。自分はその被害者だという思いこみが強いのです。

自分が原因ではないのですから、そばにいる人に「何とかしてくださいよ!」となります。

 

周囲を不信感で観察していますから、足りないところがよく目につきます。

「あれが良くない。」

「誰々はおかしい。」

それは特殊なアンテナを持っているかのようです。

 

そして「不満」の気持ち。

「分かってもらえない。」

「なんで自分がこんなことまでやらされなければいけないんだ。」

イライラした気持ちは膨張していきます。自分で制御できない攻撃的な感情です。

周囲は楽しくはないし、雰囲気は暗くなります。

それでいて、本人は「なんかここ雰囲気が暗いんだけど。」と平気で言ったりします。

自分が原因であることには気づかないのです。

 

目の前の問題に対して、自分の内側を見つめて責任を引き寄せる心があったらどんなに良いでしょう。

「人の足りなさ」を指摘するだけでなく、「自分にできることはないだろうか。」と考える。

「かなえられて当然と思っていることはないか。」

「責める前に、相手のことをちゃんと受け止めているだろうか。」

 

内省が前提になるだけに、「くれない族」の人にとってはかなり難しい課題かも知れませんね。

自分でも「くれない」という言葉が心に浮かんだら、立ち止まって一呼吸おいて自分自身を見つめなければならないと思います。

 

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