病いの4つの意味

 

今日はちょっとわかりにくい投稿をします。

なので「意味わからん!」と愛想をつかさないでくださいね。

<(_ _)>

自分にとっての備忘録がわりの投稿です。

 

精神科医で医療人類学者のクラインマンは病いの4つの意味を以下のように述べているそうです。

「物語としてのケア ナラティヴ・アプローチの世界へ 野口裕二著」から引用です。

 

1)症状自体の表面的な意味

普遍的で常識的なレベルの意味づけ。

たとえば、「胸がドキドキする」という症状がある人をみたら「緊張しているからかも知れない」

「頭が痛い」という人は「天気が悪いから頭痛が起きたのかも」

そういった連想を引き起こすのは、社会や文化にすでに埋め込まれた常識のレベルが意味を与えているのだと言います。

 

2)文化的に際立った特徴をもつ意味

その時代を特徴づけるような象徴的な意味づけがされている場合。

ほかの病気とは異なる独特の社会的反応を呼び起こします。

 

3)個人的経験に基づく意味

病いは、疾患というだけでなく、人生の挫折や失敗など様々な経験と結びあわされて

その人にとって独特の意味を帯びるものとして存在することです。

 

4)病いを説明しようとして生ずる意味

「原因は何か」「なぜ、そのとき発症したのか」「これから先、どうなるのか」といった疑問に対して

納得のいく説明を与えようとするなかで構成されていく意味。

 

このように病いの意味を考えるのは、その人がどのような文化、時代に生き、人生の経験をしてきたかを聞き取り、想像し、考えることですね。

第1と第2の意味が「与えられる意味」であるのに対し、第3と第4は「創りだされる意味」であること。

言い換えれば、病いの意味とは与えられるものと同時に創りだされるものであるということ。

 

特に第4の意味は、医療者の何気ない一言や質問が、患者さんにとって大きな意味をもつことがありうるのだということです。

病いの意味を医療者が創り出してしまうものだという視点は、確かに私にはなかったかも知れません。

とても重要なことですし、心しなければなりませんね。

 

IMG_20140209_102840

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です