ドラッカー曰く、「強みを知る方法はひとつしかない。」
それがフィードバック分析ということです。
何かをすることに決めたならば、何を期待するかを書きとめておいて
9か月後、1年後に、その期待と実際の結果を照合するという方法です。
つまり、「現在、自分がしていること」「新しく始めようとしていること」について「期待すること」「目標」を書き出しておきます。
9か月後、1年後にその書き出した書類を取り出して、「実際の成果」と比較して、分析するものです。
この手法を実行に移すならば、2、3年の短期間で、自らの強みが何であるかが明らかになるといいます。
2,3年が短期間というのも、ドラッカーらしいなと思うのですが
確かに、自分自身のことを正確に知ることができるのなら、2,3年は短いスパンなのかも知れません。
そして、この強みこそ重要な要素だと言います。
自分の強みを邪魔するもの、得意でないものも明らかになるというのです。
フィードバック分析からわかること、行うべきことのポイントは次の七つ。
第一に、明らかになった強みに集中すること。
第二に、その強みをさらに伸ばすこと。
第三に、無知の元凶ともいうべき知的な傲慢を正すこと。
第四に、自らの悪癖を改めること。
第五に、人の対し方の悪さによって、みすみす成果を上げられなくすることをやめること。
第六は、行ってはならないことは行わないこと。
第七は、並みの分野での能力の向上に無駄な時間を使うことをやめること。
ドラッカーが一貫しているのは「強みに集中すべきだ」ということですね。
今度、クリニックの「フィードバック分析」をしてみたいと思います。