自分たちの「強み」を生かす

 

ポジティブ・サイコロジーを引っ張り出すまでもなく、人は「強み」で物事を成し遂げます。

ドラッカーの言葉を引用すると

「誰でも、自らの強みについてはよくわかっていると思っている。

だが、たいていは間違っている。わかっているのは、せいぜい弱みである。それさえ間違っていることが多い。

しかし何ごとかをなし遂げるのは、強みによってである。弱みによって何かをおこなうことはできない。」

(『プロフェッショナルの条件』)

 

ドラッカー曰く

1)成果を生み出す強みに集中する

2)誰にでも学べる技能や知識は身に付ける

3)専門馬鹿にならない

4)成果を挙げるうえで邪魔になっている悪癖な仕事ぶりは直す

5)人への対し方、礼儀はわきまえる

6)苦手の分野の仕事は引き受けない

7)努力しても並にしかなれないことはしない

 

さて、「強み」についての良い本を見つけましたので、ご紹介します。

この本は、人それぞれが持つ「強み」について発見し、活用させる方法を示したものです。

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』

マーカス バッキンガム、ドナルド・O.クリフトン著、田口 俊樹 翻訳

 

強みの探り方が、感心しました。今風なんですね。

ドラッカーは「フィードバック分析」という方法を (9か月から1年かかる) すすめていましたが、ここでは

「ストレングス・ファインダー(強み探索システム)」

のサイトにアクセスして、オンラインでアンケートを受けるだけでわかるようになっています。

(本の巻末にアクセスコードが載っています。)

34種類にあげた資質のうち、上位5つを教えてくれます。

 

さっそく受けてみましたが、分析の結果になるほどと思いました。

示されたものは、確かに私の強みかも知れません。

けれども、あまのじゃくの私が認めていない資質だった気もします。

 

以下はこの本にあった文章です。

1.人の才能は一人ひとりの独自のものであり、永続的なものである。

2.成長の可能性を最も多く秘めているのは、一人ひとりが一番の強みとして持っている分野である。

 

「これでいこう。」と背中を押された気もして、エネルギーが湧いてくるような気もしました。

強みを生かすという視点は、ポジティブ・サイコロジーそのものなんでしょうね。

  

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